テレビ台はよく考えて買いましょう

映画が好きでして、大人になったらホームシアターを自宅につくってやろうと

昔からそんな野望を抱いていました。

就職して初めて一人暮らしを始めたんですが、勤務地の辞令が私だけ異常に遅くて、

伝えられたのは配属地で勤務開始する2日前。

「明日は休みにしてあげたから」と人事部長に言われたのは一生忘れないと思います。

終電以降も勤務するような職場なので、早急に近場で暮らす家を探さないといけなくなり、

人生初の不動産屋さんを訪れ、よく考えないで最初に紹介された物件で決めてしまいました。

6畳のワンルーム。

それでも一人気ままに好きなことできる空間を手に入れたのは、自由を感じました。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、照明…一人暮らしをするにはいろんなものが必要ですよね。

買いそろえて、貯金は尽きました。

テレビっ子なんですが、テレビなしの生活がしばらく続きました。

安い、ちっさいテレビならば買えたんですけど、一度買ったらしばらくは買い替えはしませんから、

でっかいテレビを買って、ホームシアターにするんだって我慢しました。

家にはパソコンなかったし、ラジオも聞いてないので、半年以上の間、職場と家の往復で

本当にそれ以外何もない生活でした。

そもそも初めての一人暮らしで、掃除洗濯、毎日外食で仕事は慣れないし、朝6時に出社して19時に退勤。

当時は休みでも職場に行って、仕事していましたから、生きるための行動だけで精一杯でした。

今思えば、よくやれてたなと思います。

まぁサービス残業していましたが、それでもある程度残業していましたから、お金は結構貯まりまして、当時の自分にとって最先端のショップはドンキホーテでしたので、そこでテレビを物色。

50インチのテレビで比較的安いのがあったんです。バイデザインという聞いたことのないメーカー。

ちょっとドキドキしましたけど、半年くらいテレビ見てなくて、世間から置いてかれている状況だったので、どうしても欲しかったんですよね。

15万くらいしたんですが、即決で購入したと思います。

で、テレビだけだとダメなんですよね。

テレビ台がないと、きちんと高さを出さないと見えずらいので、その場で適当にテレビ台を買いました。

テレビですごい悩んで、テレビ台は「あ、これでいいや」って感じで購入したのですが、まさかその時はそのテレビ台との付き合いが15年以上に及ぶとは思いませんでした。

テレビはね、買い替えを何度かしているんですよ。

50インチの最初のテレビは買ってから5年目に突然ショートしたんです。

電源入れたらてっぺんから煙が出て、それきりうんともすんとも言わなくなりました。

カスタマーサービスに問い合わせしてみようとしたら、そのメーカー潰れてました。

まぁいい機会だと前向きに捉えまして、当時3Dが流行していたものですから3D対応テレビに買い替えをしました。

大手の家電量販店でテレビを買うと、古いテレビは引き取ってくれる前提で話を進めてくれるので安心です。

それで3Dテレビはね、全然使いませんでした。

テレビとしてはね、もちろん大活躍でしたけど、3Dは専用のメガネかけないといけないし、専用のブルーレイ買わないといけないし…。

私はメガネかけているので、メガネの上に3Dメガネを重ねないといけないので窮屈なのと、3D鑑賞に全集中しないといけなくなるのも、ちょっと嫌でした。

でも商品として存在した以上、ずっと気になっていたでしょうから買って試して、納得したのでよかったですよ。

その後しばらくして4Kテレビが発売されまして、Ultra HD Blu-rayなんて商品も出て高画質が売りになってゆくんですよね。

で、耐えられずに購入ですよ。4Kテレビ。

でもこれは買ってよかったです。

美しい映像がもっとも美しい状態で観れる。

これはしばらく継続して高画質にはこだわってゆきたいと思いました。

長々とテレビ遍歴を語りましたが、一人暮らしを始めてから15年。テレビは代替わりを繰り返しましたが、表題にあるようにテレビ台は一切変わらずに来ました。

テレビは壊れたら買い替えざるを得ないし、魅力的な商品が出たら買えば量販店なら古いテレビは引き取りまでやってくれます。

テレビ台は滅多に壊れません。買い替えるときは引き取り手数料がすごい掛かります。

今回テレビ台を買い替えたわけなんですが、滅多なことがない限り買い替えないわけですよ。

私に何があったかというと、子供が生まれてテレビに触らないようにサークルを囲んだんです。

そしたら、床に座ってテレビ観ると、視界に映画の字幕が出る位置にサークルが掛かってしまうですね。

非常に見えづらくて…。

テレビの前にサウンドスピーカーを置いているんですが、4Kテレビに買い替えたらそのテレビの台座が低くてサンドスピーカーが、リモコンの赤外線をブロックしてしまいまして…。

これはテレビっ子の私にはかなりきつい環境になり、テレビ台の買い替えをしたいなと…。

いままでもたくさんのテレビ台をいいなと思ってきましたが、古いテレビ台を処分するのに業者に頼むと1万円くらい軽くするんです。

だからちょっといいな、くらいの動機でテレビ台は買い替えられないと思っていたんです。

でも今回はテレビっ子の私には目をつむれない問題があり、買い替えを検討することになりました。

いろいろ探したら高さを調整できて、宙に浮いているように見えるテレビ台がありましたよ。

これだと感じて即購入。

15年に渡ってお世話になったテレビ台とさよならする日が来たのですが、何とか撤去費用は抑えたかったんですね。

いままでデスクやソファ粗大ゴミは業者に高い金額を払って引き取ってもらっていたのですが、前回粗大ゴミを引き取ってもらった時に、明らかにぼったくりの業者だったんです。

見積もりで伝えられた金額でお願いしたら、実際に引き取りに来たタイミングで「中国の処分費がどうのこうの」と言い始めてなぜか追加で1万円請求され、「これが今回の金額だと限界」と言っていくつかの処分してもらうはずだった粗大ゴミは置いて行かれました。

今思えば、取引は中止してこいつらに1円もくれてやるべきではなかったです。

そんなトラウマもあって、今回のテレビ台の処分は慎重に動いていたのですが、結局のところ住んでいる市に粗大ゴミの処分をお願いするのが一番安い事が分りました。

窓口に連絡して、物と大きさを伝えると処理金額が伝えられて、粗大ゴミ処理券としてコンビニで買って粗大ゴミに貼って家の前に指定の日に出すように言われておしまい。

費用の粗大ゴミ処理券は600円でした。

衝撃といままでの粗大ゴミの処理金額を思い返して激しい後悔をしました。

市の粗大ゴミの処理は、指定の場所まで指定された日に、自力で出さないといけないデメリットはありますが、費用面はそれをはるかに上回る安さでした。

つくづく感じたのは、今後物を買うときは処分するときのことを考えて、後悔しないように買い物をしようと思います。

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